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寿司屋、その対策

台湾で山の一部をくずしながらの工事中に、胴の直径十数センチという大きなヘビが二匹も出てきたことがあるそうです。
まわりの地形などを考えると、どうやらそこも″穴″だったようです。
大地の生気を吸って、ヘビがどんどん成長したのにちがいありません。
日本でも、大蛇が出てきたとか大ムカデが出たという話がよくあります。
みなさんも、山の主とか池の主といわれる大きな生き物の話をお聞きになったことがあるでしょう。
私が思うに、そのうちの多くが、気のあふれた居心地のいい場所に住んで、大きくなった生き物ではないでしょうか。
ましてや、信仰の対象になるような霊山ならなおさらです。
そういう山は、きわめて気の強い場所でもあります。
妖怪と呼んでもいいような生き物がいても、ちっともおかしくないと思います。
これは生き物ではないのですが、私は群馬県のある山で山の精を見たことがあります。
それは、山頂あたりから山全体を包み込むように立っており、白い服を着た仙人のような姿をしていました。
何かの見間違いではないかと思いましたが、何度見ても間違いありません。
あとで考えたことですが、どうやらそれは、その山にあるお寺の近くの″穴″に住んでいる山の精のようです。
気の凝縮した場所では、このように不思議な現象もしばしば起こるのです。
最後に、香港映画で有名になったキョソシーのお話をしましょう。
あれは、埋葬した死体がよみがえったものですが、これも風水の思想と関係があります。
死んだ人を土葬にするときに、大地の気があふれるよい場所に埋葬すると、死体が大地の気を受けて腐敗しないことがあるのです。
そのため、死んでいるのに爪や髪が伸びつづけることになります。
実際によみがえってピョソピョソ飛び跳ねたりすることはないでしょうが、じつに不気味なだけでなく、自然の摂理にも反しますので親族に悪いことが起こるようになります。
台湾での私の兄弟子は、親戚に事故がつづくので、墓を開けてみることにしたそうです。
すると、五年まえの死体のはずなのに、髪はぼうぼうと生え、爪は長く伸びていたのです。
おまけに、その死体が一瞬目を開いたとか……。
その場にいた人たちの驚きようは、たいへんなものだったでしょう。
あわててその死体を火葬にしたところ、事故はぱったりととだえたそうです。
大地の生気を手に入れるといっても、ときと場合を間違えるとこのようなとんでもないことが起きるという教訓でした。
興が休めば、その土地のパワーもダウンする大地を走る″龍″と、気のあふれている″穴″は、人間の体にたとえれば経絡とツボにあたるということは、すでにお話ししました。
風水の思想では、地球も一つの生命体として考えます。
ですから、もちろん″龍″も生き物としてとらえることができます。
ところで、人体の経絡の流れ方は、年齢によっても変化しますし、朝と夕方とでも変化します。
これとおなじように、″龍″の流れかたも、ときとともに大きく変化します。
これは、″龍″が生き物である以上、当然のことといえます。
すなわち、″龍″は、ある周期で活動したり、休息したりしているのです。
この周期は、だいたい二十年から九十年です。
しかし大きい。
″龍″を看るときは、一八〇年もしくは三六〇年となります。
″龍″が休息しているときは、いくら龍脈があっても、その″龍″は使えません。
ですから、尋龍点穴をするときは、″龍″が活動しているのかどうかを正確に見ざわめなければいけません。
活動している″龍″のことを「活龍」と呼びます。
探しあてて″龍″が活龍かどうかを見きわめられるのが、ほんとうに一流の風水師だといえましょう。
″龍″が変化するのですから、言うまでもなく、それにつれて″穴″の状態も変わってきます。
つまり、″穴″がいつもいつも気に満ちているわけではないのです。
ですから、何年かまえに来たときには気のいい場所だったものが、最近行ってみたら何の気も感じられない場所に変わっていた、ということもありえます。
もし″龍″が活龍の状態ならば、″穴″からあふれんばかりに気を充満させているはずです。
しかし、″龍″の活動が弱っているときは、″穴″からはあまりエネルギーなってしまいます。
そういうときは″龍″の近くに住まいや墓があっても、それほど効″龍″には活動期と休息期があるので、″穴″の気の満ち具合いも、それに応じて変化する果がありません。
だからといって、その″穴″がダメだというわけでもありません。
いま弱っている″龍″も、一時的に休息しているだけです。
また何年かたてば、かならず勢いをとりもどしてきます。
まえに、東京付近の″龍″を説明したときに、私は、皇居周辺の生気が西のほうへ移動していると書きました。
これも、″龍″の活動が原因になっています。
どれが活龍であるかを見分けるには、その年代と龍の走る向きによります。
細かい説明は省略しますが、現在二九八四~二〇〇三年のあいだ)では、″龍″の頭の方位が艮、丙、辛ならば、その″龍″は活龍です。
地球的規模で見ても、これとおなじことがいえます。
つまり、良霧山から発したいくつもの龍脈が、どれもつねに活龍だというわけではありません。
勢いよく活動している″龍″もあれば、休火山のように静まりかえっている″龍″もあります。
ですから、良霧山から出て世界各地に走っている″龍″のようすを調べれば、その国や地域のようすや将来性などがある程度予測できるはずです。
たとえば、良霖山から日本にはいっている″龍″は、最近ちょっと休みをとっているようです。
これが動き出すのは、二〇〇三年になってからです。
しかし、そのまえの一九九六年後半から一九九七年には、低迷していた日本経済も再び動き出し、つぎの時代へはいる予兆を見せます。
そして″龍″が動き出す直前の一九九九年か二〇〇二年は、日本にとって画期的な年になるはずです。
次世代をになう最先端の発明品か技術が生まれるかもしれません。
二〇〇四~二〇二三年は、東アジアかも東南アジアの天下になります。
日本にはいってきている″龍″は、あたかも休息のあいだに蓄えたエネルギーを吐き出すかのように、勢いよく動き出します。
このころの日本の経済には大きな動きがあり、同時に、台湾、韓国、香港も、いま以上に発展することは間違いありません。
また、中国も本格的な発展期に向かうことになるでしょう。
つぎの二〇二四~二〇四三年も、まだアジアが繁栄している時期です。
ただし、日本の国内では注意が必要です。
というのも、一部の政治家や軍人が力をもつ可能性が看えるからです。
ある方面の″龍″の勢いがよくなると、別の方面の″龍″は休みにはいります。
アジア方面の″龍″の隆盛に対して、休息にはいるのはアメリカ方面に向かう″龍″です。
ですから、今日のアメリカの繁栄も、まもなく終わりを告げることでしょう。
もちろん、来たるべきアジアの繁栄も、永久につづくわけではありません。
これこそが古代から営々とくり返されてきた、国の輪廻転生にほかなりません。
栄えた国もじきに下り坂にさしかかるのです。
世界史を学んだ人は、だれもが直観的にわかることですが、それを理論的に体系化したのが風水学なのです。
ではヨーロッパはどうでしょうか。
ヨーロッパにはいっている″龍″はもうすこし昼寝をしないと起きてこないようです。
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